大分県てんかん医療地域連携体制整備事業では、日本小児神経学会・日本てんかん協会が作成した「けいれん、意識混濁時フローチャート」の活用を推奨しています。
(このフローチャートには、初めての発作や医師の指示がない場合のものもあります。)
このマニュアルは、保育園・幼稚園・学校などの教育・保育現場において、てんかん発作が起きた際に、すぐに現場で活用できる実践的な内容となっています。
特にフローチャートは、「もしもの時のための地図」です。
発作や体調変化に直面した際、「今、何をすればよいのか」「次にどう動けばよいのか」を一つひとつ確認しながら進めることで、慌てず、落ち着いて対応するための道しるべとなります。
当事業が実施している研修やフローチャート作成支援においても、この考え方を大切にし、現場で共有できる“共通の対応手順”を持つことを重視しています。
てんかんのある子どもを安心して受け入れるために、ぜひ日頃からフローチャートを確認し、職員間で共有・活用していただくことをおすすめします。
▶ 家族と非医療従事者のための子どものけいれんと意識混濁への全国統一対応マニュアル
https://www.childneuro.jp/about/7295
以下に、教育・保育現場でフローチャートを効果的に活用するためのポイントを示します。
フローチャート活用のポイント
① 事前に確認し、職員間で共有する
フローチャートは、発作が起きてから初めて確認するものではありません。平常時から内容を確認し、職員間で共有しておくことで、緊急時にも迷わず対応することができます。共通の対応手順を持つことが、安心につながります。
②「もしもの時の地図」として活用する
フローチャートは、発作等が起こった際に慌てず行動するための「地図」です。今どの段階にいるのか、次に何をすればよいのかを確認しながら進めることで、
落ち着いた判断と対応が可能となります。
③ 園・学校の体制や対象児に合わせて活用する
フローチャートは、園や学校の体制、対象となる子どもの状況に応じて活用することが重要です。日頃から役割分担や連絡体制とあわせて確認しておくことで、個人任せにしない、組織的な対応につながります。